山本伸
著者のコラム一覧
山本伸株式評論家

1962年生まれ。マネーリサーチ代表、経済情報誌「羅針儀」主宰。1985年より株式評論家として、金融情報に関する執筆活動および講演活動など幅広く活躍。アベノミクス相場では推奨銘柄の3倍高を連発させ、マーケットの注目を集めた。講演会は常に満員御礼。ファンの中には、2000万円の資産を15億円にしたツワモノも。「山本伸の騰がる株100銘柄」(宝島社)など著書多数。

経営陣は株安放置 狙うは含み資産銘柄の「渋沢倉庫」

公開日: 更新日:

 先々週に当欄はエイチ・アイ・エスがホテルチェーン中堅のユニゾホールディングス(HD)に敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けたことを紹介した。ユニゾは1株当たりの含み益が約4000円もあり、同社の実質1株純資産が7280円に達するため、TOB価格3100円は超割安水準だと指摘した。

 この敵対的TOBが成功するかどうかは、日本株の今後を占う上で非常に重要である。というのは、もし成功すれば、ユニゾと同様、経営陣が自社の株価を超割安に放置しておくと敵対的買収を仕掛けられるリスクが高まるからだ。

 これまで日本株は、金融機関や取引先などとの株式持ち合いによって、敵対的買収が成功する確率が極めて低かった。だからこそ、平気で自社の株価を超割安に放置し、株主を軽視する経営手法がまかり通っていたのである。

 しかしながら、厚生年金を母体にしたGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の株式運用比率が50%に定められたり、日銀が大量のETF(上場投資信託)買いを通じて日本株の大株主に躍り出た関係で、これまで株式市場に冷たかった政府としても、恒常的に高株価政策をとる必要に迫られている。

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