山本伸
著者のコラム一覧
山本伸株式評論家

1962年生まれ。マネーリサーチ代表、経済情報誌「羅針儀」主宰。1985年より株式評論家として、金融情報に関する執筆活動および講演活動など幅広く活躍。アベノミクス相場では推奨銘柄の3倍高を連発させ、マーケットの注目を集めた。講演会は常に満員御礼。ファンの中には、2000万円の資産を15億円にしたツワモノも。「山本伸の騰がる株100銘柄」(宝島社)など著書多数。

マンション開発大手「エスリード」気になる社名変更の意味

公開日: 更新日:

 好業績の上場子会社としてマンション開発大手のエスリード(8877)に注目したい。親会社は森トラストだが、同社は上場していないため、親子上場ではなく上場子会社のカテゴリーに入る。

 株式市場では15年ほど前から「親子上場関連株」という呼称が定着している。しかし、サントリー食品インターナショナルや同社のように、親会社あるいは支配株主が非上場の上場子会社は300社以上あるとされ、親子上場の企業数に匹敵する。にもかかわらず、従来は親子上場関連株とは切り離して、投資妙味が薄い銘柄群と見なされてきた。

 ただ、政府が問題視しているのは、上場子会社が親会社の利益を優先して少数株主の利益が損なわれている点なのだ。経産省の基準によれば、上場子会社は上場企業の2割弱に達する。これまで全上場企業の2割弱にも達する上場子会社が親会社の顔色ばかりうかがって少数株主を軽視。株安を放置する傾向があったため、日本株はその分、上値を抑えられてきたといっても過言ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!