安値競争から一転 大手牛丼チェーンが業績好調のワケ

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 牛丼チェーン大手3社の業績が好調を維持している。

 24日までに各社が公表した12月の月次報告によると、「吉野家」(吉野家ホールディングス)の売上高は前年同月比で既存店が11.3%、全店が13.6%増加し、「松屋」(松屋フーズホールディングス)も同6.6%、同8.8%増、「すき家」(ゼンショーホールディングス)も同2.8%、同3.1%増となった。

 3社ともに客数、客単価が前年同月を上回っており、同時期の売上高が既存店で32.7%、全店で17.7%といずれも大きく減少した「いきなり!ステーキ」(ペッパーフードサービス)とは対照的だ。

 一時は“不毛”と言われた安値競争を繰り広げ、業績が危ぶまれることもあった牛丼業界だが、ここにきて好調に転じた理由は何なのか。

 外食ジャーナリストの中村芳平氏がこう言う。

「牛丼のコスパが見直されているということでしょう。一時は『いきなり!』の登場によって、お客さんが牛丼の(特徴である)こま切れ肉から、分厚いステーキへと流れましたが、勢いのあった『いきなり!』が値上げなどの影響で失速。客足が再び牛丼に戻ってきている構図です。もともと、牛丼のコスパはよかったのですが、メニューが少なかった。しかし、最近は各社ともにメニューを増やしたり、特盛などで値ごろ感を打ち出したり。あの手この手で工夫を凝らしていることも好調の背景にあると思います」

 外食産業はつくづく好不調の波が大きい。

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