中江滋樹
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中江滋樹「投資ジャーナル」元会長

「投資ジャーナル」元会長。1954年、滋賀県近江八幡市生まれ。県立彦根東高校卒業。一時「兜町の風雲児」として注目されたが、1985年、7000人余りから580億円をだまし取ったとされる詐欺事件が発覚。首謀者として逮捕され、懲役6年の判決を受ける。その後、表舞台から姿を消し、一時死亡説も流れた。

第一勧銀や川崎製鉄に影響を持つ「日本一の馬主」の別の顔

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番外編 交遊録(1)

 株投資で2割の儲けを10回続ければ、持ちガネが倍になるという理論で始めた「ツーバイツー」。それが評判になり、多くの客を獲得したことが商売のスタートだった中江。しかし、「情報社会は東京に本社がなければダメだ。東京の人たちと付き合って情報を収集することが不可欠だ」という強い思いを抱き、京都から東京へ、「投資ジャーナル」が進出したのは昭和54年3月だった。

 同時にそれまでのガリ版刷りだった情報誌を印刷会社で製作、製本し、本格的な雑誌として発刊したのが「月刊投資家」。この月刊誌が全国の書店に並べば、投資ジャーナルの知名度が高まると中江は考えていた。

 ところが「月刊投資家」を発刊したものの、全国に広めることができなかった。それは、全国の書店に配本するための販売ルートを持っていなかったからだ。

「ボクは全く知らなかったんだけど、全国の書店に雑誌を置いてもらうためには出版取次会社を通さないとだめだという。うちの『月刊投資家』は大阪屋という取次会社しか扱ってもらっていなくて地域が限られていた。しかし全国の書店に雑誌を配本するには、取次業界大手の東京出版販売と日本出版販売がほとんどのシェアを占めていて、この東販、日販の大手に扱ってもらうしかないといわれた。できないといわれると、どうしても全国の書店に並べたいという欲望が湧いてくる。それで東販、日販のことを調べると、大株主に木島力也という人がいた。この人は、新左翼系の雑誌である『現代の眼』を発行する現代評論社の社長だということが分かって、この人にお願いするしかないと思った」

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