経済環境悪化でも安定 25年以上連続増配の“配当貴族指数”

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米国株編(12)

 新型コロナウイルスによる金融市場の動揺を抑えるため、米国は3月3日に緊急利下げを行った。しかし、株価の反応は薄く、下げ止まらなかった。この状況がしばらく続くなら、いまは危機に強い企業に投資したい。

 経済環境が悪化したときでも、着実に稼いでいる企業は存在する。簡単に見分ける方法のひとつが、配当貴族指数に採用されている銘柄だ。

 これは、米国を代表する企業500社で構成されるS&P500の中から、増配が25年以上続いている企業をピックアップした指数だ。25年以上なら2008年のリーマン・ショックの際にも増配を続けていたことになる。それだけ安定した利益を稼ぐ能力を備えている企業といえる。

 実際に、株価にも表れている。リーマン・ショック後の推移を見ると、配当貴族指数の上昇率がS&P500を大幅に上回っている。構成銘柄は定期的に見直しが行われ、その際に対象が40銘柄に満たない場合は、連続増配20年以上に対象を広げるが、それでもリーマン・ショックは乗り切っていることになる。配当貴族銘柄に手軽に投資するなら、指数に連動するETFや投資信託を購入するのがいいだろう。

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