強まる“取引先”への疑心暗鬼「倒産したのか」の問い合わせ

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 コロナ関連倒産は増加の一途だ。2月2件、3月23件、4月84件……と勢いが止まらない。そのため、多くの会社が自分たちの経営を懸念するだけでなく、「取引先は大丈夫か」と疑心暗鬼を強めている。

 4月22日、企業の倒産情報を扱っている弊社(東京商工リサーチ)に、都内にある製造業A社について、「きのうまで電話に出たのに、きょうになって連絡がつかなくなった」と問い合わせがあった。売掛金も相当額あるようで「事業を停止するなら、すぐ回収に向かいたい」と切迫した声だった。当日午後に早速、現地に向かった。

 A社は都内23区内でも昔ながらの下町風情が残る住宅街にある。創業から長らく一族で経営してきた。代表者は地域活動に積極的で、古くから町内に住む人には「お馴染みさん」的な存在だ。企業情報を見ると代表者は70代と高齢。「もしかしたら……」の思いで急ぐと、自社ビルに明かりはついておらず、「お休みします」の張り紙もない。玄関をノックしても応答がない。結局、この日は何の手掛かりもなく帰社した。だが、「コロナ倒産かも」という気持ちは晴れなかった。

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