エスケイジャパン 八百博徳社長(1)高校の同級生に誘われ入社すると、社員は2人だけだった

公開日: 更新日:

 エスケイジャパン(東証スタンダード)は、アミューズメント施設やカプセルトイなどで扱われるキャラクターグッズの企画・販売会社。

 前社長の久保敏志が同社を創業したのが1989年12月。99年大証新市場に第1号で上場、2004年には東証1部上場を果たしたが、創業者の久保は14年5月に病を患い他界。社長職を引き継いだのが、長崎県立五島高校の同級生だった八百博徳(63)だった。

 五島を離れた久保と八百は、数年後、福岡で再会する。

「当時、美容院で使うシャンプーなどを売る福岡の会社で営業をしていた私が、久保と再会したのは23歳の時です。以来、酒を飲むなど交流を深めていました。彼は27歳の時、大阪でエスケイジャパンを創業。90年ごろから一緒にやろうと誘われ、91年の年賀状には『ベンツ買ったぞ』と書いてあり、車の切り抜きが貼ってありました」

 一緒にやれば外車に乗れるぞということなのだろう。

「私にはすでに子どもが2人いて、福岡でマンションも購入したばかりでしたが、彼の仕事ぶりを傍から見ていて、一緒にやったら自分もワンランク上に上がれるのではないか、このままサラリーマン生活をつづけるのもいいが、彼とやる方が夢があると思いました。妻も後押ししてくれ、一緒にやることを決心しました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  5. 5

    所属俳優の清水尋也「薬物逮捕」で社長・松田美由紀を待ち受ける“謝罪行脚”…8月には救急搬送、受難は続く

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    佐々木朗希、「9月限りで今季終了」に現実味…WS連覇へ一丸のドジャースでひとり蚊帳の外

  3. 8

    森保監督が38歳の長友佑都を日本代表に招集し続けるワケ…7月の中国戦はラスト通告だった

  4. 9

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  5. 10

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度