Go To イート開始も…外食産業8割以上が窮地の厳しい現実
10月1日からGo To イートがスタートした。感染拡大防止と外食支援のどちらを優先させるか――。
「かなり難しい問題ですが、外食産業の不振ぶりを目の当たりにすると、何か手を打たないと大変な事態に陥るという感覚はあります。大手チェーンですら大きく落ち込んでいます」(市場関係者)
帝国データバンクは「上場企業(外食産業)の月次売上高動向調査(2020年8月分)」をまとめている。その結果にはガク然だ。調査対象の62社のうち、何と全体の8割以上となる52社が前年同月を下回った。居酒屋「はなの舞」を展開するチムニーは72・0%減、ワタミは62・7%減、居酒屋「天狗」のテンアライドは59・5%減だった(別表参照)。
そのほか、ドトール・日レスHDの「ドトール」は30・5%減、ファミレスのすかいらーくHDは25・9%減、鳥貴族は43・1%減、吉野家HDは15・4%減……と有名チェーンも大きく沈んでいる。