米国ブルーウエーブ験則では株価上昇…09年は23%アップ
先週末、日経平均株価は約30年5カ月ぶりに2万8000円の大台を超え、終値は2万8139円だった。大手証券会社の投資リポートや市場関係者の株価予想を見ると2021年末まで日経平均株価の高値を2万8000円としていた。
しかし、大発会後5営業日で、この年間高値を抜いた。専門家として「見通し」に自信があるなら、いまからは「売り推奨」しかないが、今後、何を語るだろうか。
東京株式市場のリード役は巨大な欧米投資家。彼らを顧客に抱える欧米金融機関の自己売買部門も一翼を担っている。史上最高値を更新したNYダウも彼らの「買い」だが、バイデン政権への「ご祝儀」ではない。世界最大の新型コロナウイルス(以下コロナ)禍に対して、過去最大規模の追加経済対策発動への期待であり、NYダウを買い、日経平均株価も買うという循環取引の2万8000円超だろう。