著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

近鉄百貨店(下)「外商」は店売りのオマケだった…窮余の一策が収益の柱に育つ

公開日: 更新日:
近鉄百貨店のお中元売り場(C)共同通信社

 大都市の百貨店は、かつては中国人観光客による爆買いで潤った。だがコロナ禍でインバウンド(訪日外国人)消費は蒸発、百貨店は赤字経営に転落した。

 各社はインバウンド消費への依存から脱却すべく、EC(電子商取引)へシフトしたが、期待外れに終わる。

 そこで、伝統的なビジ… 

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