安倍派議員が裏金聴取に不満タラタラ…「土日は地元に戻るから無理」続出の何サマ無反省

公開日: 更新日:

 トコトン懲りない連中だ。自民党派閥の裏金事件を受けた党幹部らによる聞き取り調査が始まった。対象は東京地検特捜部に関係者が立件された安倍派と二階派に所属する議員、岸田派の会計責任者ら約90人。初日のきのう(2日)の聴取は二階派が中心で、現職の裏金議員だけで80人近くに上る安倍派はこの週末になる見通しだ。ところが、安倍派議員からは「土日は無理」の声が続出しているという。

 立憲民主党などの野党から「裏金議員リスト」の国会提出を求められた岸田首相は当初、かなり渋っていたが、来年度予算案の審議をカタにとられて承諾。衆院予算委員会で実質審議入りする5日朝までに出すよう要求される中、都内のホテルでようやく聴取がスタートした。調査チームのトップは森山総務会長。渡海政調会長、小渕選対委員長、梶山幹事長代行、松山参院幹事長、福岡参院政審会長の計6人で構成し、2人1組でペアを組んで弁護士も交えて対面で聞き取っているという。

■地元の節分行事がビッシリ…だって

「3組に分かれているとはいえ、タイムリミットがありますし、1人あたり1時間もヒアリングできない。30~40分がいいところでしょう。にもかかわらず、安倍派の面々に反省の色なし。地方選出の議員たちは『週末は地元に戻らなきゃいけない』とか、『支援者らとの新年会もあるし、節分の行事なんかもビッシリ入っているから無理』などと、不満タラタラ。振り切って地元に帰った議員もチラホラいる」(与党関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  2. 2

    進次郎大臣は連日の視察とTV出演で大ハシャギ…ムチャぶりされる農水省は“ブラック企業化”のお気の毒

  3. 3

    ドン・キホーテが進次郎農相に異例の「直訴」…コメ流通は消費者ファーストではないのか? 識者が解説

  4. 4

    三井化学が石油化学事業を分社化…その先で描くのは過剰な同業他社との再編だ

  5. 5

    進次郎農相「コメ卸業者が営業利益500%増」発言で飛び交う「価格カルテル」疑惑と「コメの先物取引」で懸念されていたこと

  1. 6

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

  2. 7

    自公政権の無策で失われていく庶民の味…「カレー」「ラーメン」「焼き肉」「洋菓子」「ステーキ」すべて倒産件数最多

  3. 8

    「ルンバ」のアイロボット社に事業継続困難疑惑…代表執行役員社長が舞台裏を説明

  4. 9

    中野サンプラザ、TOC、北とぴあ…都内で建て替え計画が相次ぎ頓挫する理由

  5. 10

    「プーチン心停止で影武者代行」情報…訪中大失敗のストレス、ロ国内に広がる大統領5選は無理の空気

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波