サンエル 辻橋英延社長(1)企業のDX化支援とIT人材の育成に取り組む

公開日: 更新日:

 サンエルは、三重県を基盤にシステム開発などを行うIT企業だ。

 地方では、デジタル活用があまり進んでいない中小企業は少なくない。それらの企業の悩みに寄り添い、企画から設計・デザイン・開発・運用までをワンストップで行う伴走型支援を強みに持つ。

 東京から故郷に戻って起業した辻橋が、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化支援事業を進める上で痛感したのは、地方におけるIT人材不足だった。

 昨年7月には、エンジニア確保のためにベトナムに開発拠点を設けた。

 2018年、プログラミング教室「サンエルキッズラボ」を開いたのも、長い目でIT人材の育成に取り組む必要があると感じたからだ。

 こうして、デジタル変革支援の副産物として立ち上がった教育事業であったのだが、辻橋にはもともと、教育への深い思いがあった。

 高校時代の辻橋は不登校気味で、進級が危ぶまれたほどだった。辻橋自身は級長を務めたり、応援団に所属したりして、友達も多いほうだったのだが、授業を受けるのが苦手だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも