りらいぶ 佐々木貴史社長(1)20歳が起業家としての原点

公開日: 更新日:

 体がカチコチのタレント、出川哲朗(60歳)。彼が一枚のシャツを着ただけで、体が一気に柔らかくなり、本人も「なんで」と驚いているテレビCMを、恐らく誰もが一度は見ているはずだ。

 そしてこのCMを見た人のほとんどが「そんなバカな。リアルガチタレントのはずの出川もお金で転ぶのか」と思ったに違いない。

「シャツ一枚で体が柔らかくなるはずがない」

 それが常識的な判断だろう。ところが実際にシャツを着ると、柔軟性が増すだけでなく力も入るようになる。例えば介護をする時、このシャツを着るだけで体を持ち上げるなどの作業がすごく楽になるという、何とも不思議なシャツだ。

 このシャツを開発したのが、仙台市に本社を置く株式会社りらいぶ。シャツやスパッツ、帽子などを「リライブ」ブランドで販売している。

 りらいぶは、2017年に設立されたベンチャー企業(当時の社名は身体機能研究所)といっても、創業者で社長の佐々木貴史氏は現在63歳。遅咲きのベンチャー起業家だが、りらいぶの前にも、いくつもの企業を立ち上げてきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし