KDDI共同創業者・千本倖生氏は国税庁の“スケープゴート”か…子供4人への生前贈与にメス
相続税や贈与税に関する国税庁の基本通達では、土地や建物は原則、公示地価の8割が目安の路線価などに基づいて価格を評価される。ただ、取得から3年経過する前に贈与する場合は、取得価格で評価するとの定めがある。
今回の3棟はいずれも評価額が低くなりやすい3年経過後まもない時期に法人株が贈与されていたことなどから、国税当局は評価額を「著しく不適当」と判断したようだ。
その場合は国税当局が再評価するという同通達の例外規定を適用し、周辺相場などから3棟で計約34億円と算出し直したというわけだ。
千本氏は日本電信電話公社(現NTT)出身で、1984年に41歳の若さで、稲盛和夫氏らとともに第二電電を創業。
90年代後半には、インターネットが急速に普及し始めたことからADSLの回線卸を業とするイー・アクセスを創業(99年)。04年には当時の最速記録となる創業5年での東証1部上場を達成した。
05年には、新規参入の携帯電話会社イー・モバイルを創業。12年10月、株式交換によりイー・アクセスはソフトバンクと合併を発表した。15年からは再生エネルギーのレノバ会長に就いている。また、17年9月に公益財団法人千本財団を設立、代表理事を務める。


















