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イスラム国 「後藤さん解放条件変更」の狙いは“日米分断”か

 後藤健二さんの解放について、ヨルダンに収監中の女死刑囚との交換を要求してきたイスラム国。法外な身代金要求からの方針転換に一部メディアは「ハードルが下がった」と楽観論を振りまいているが、油断は禁物だ。イスラム国の交渉戦略は極めて狡猾である。新たな要求は日米分断を狙った巧妙なワナとみるのが妥当だ。

 昨年からヨルダンは米国主導の軍事行動に参加。昨年のクリスマスイブにはヨルダン軍の戦闘機がシリア北部ラッカで墜落し、パイロットがイスラム国の人質となった。ヨルダン政府は水面下で救出交渉を続け、その中で収監中の女死刑囚と交換する案が浮上していたという。

 この女死刑囚こそ、イスラム国が後藤さんの解放条件として日本政府に「釈放」を求めた、サジダ・リシャウィなのである。ヨルダンが日本との友好関係を重視して、リシャウィ死刑囚を釈放すれば、自国のパイロット解放の交渉カードを失いかねない。

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