イスラム国 「後藤さん解放条件変更」の狙いは“日米分断”か

公開日:  更新日:

 後藤健二さんの解放について、ヨルダンに収監中の女死刑囚との交換を要求してきたイスラム国。法外な身代金要求からの方針転換に一部メディアは「ハードルが下がった」と楽観論を振りまいているが、油断は禁物だ。イスラム国の交渉戦略は極めて狡猾である。新たな要求は日米分断を狙った巧妙なワナとみるのが妥当だ。

 昨年からヨルダンは米国主導の軍事行動に参加。昨年のクリスマスイブにはヨルダン軍の戦闘機がシリア北部ラッカで墜落し、パイロットがイスラム国の人質となった。ヨルダン政府は水面下で救出交渉を続け、その中で収監中の女死刑囚と交換する案が浮上していたという。

 この女死刑囚こそ、イスラム国が後藤さんの解放条件として日本政府に「釈放」を求めた、サジダ・リシャウィなのである。ヨルダンが日本との友好関係を重視して、リシャウィ死刑囚を釈放すれば、自国のパイロット解放の交渉カードを失いかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  2. 2

    劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

  3. 3

    CM中止で加速…NGT48イジメの構図と暴行事件の“犯人”探し

  4. 4

    参院選まで半年…野党共闘を阻む立憲・枝野代表の背信行為

  5. 5

    全豪OPで話題…大坂なおみが“スリム”になった深~い理由

  6. 6

    毎勤不正で新疑惑「数値上昇」の発端は麻生大臣の“大号令”

  7. 7

    NGT48メンバー暴行事件を追及 “敏腕ヲタ記者”の評判と執念

  8. 8

    早とちり小池知事…都が鑑定の“バンクシー作品”には型紙が

  9. 9

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  10. 10

    NGT暴行事件の黒幕か アイドルハンター“Z軍団”の悪辣手口

もっと見る