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新国立“白紙”でも戻らず…JSCがドブに捨てた100億円

 どんぶり勘定で迷走した揚げ句、やっぱり「白紙撤回」――。世界中の五輪関係者がアングリしているに違いない。17日、安倍首相が見直しを表明した新国立競技場の建設問題。理由について、安倍首相は「コストが当初の予定よりも大幅に膨らみ、国民から批判があった」と説明していたが、一体、どのツラ下げて言っているのか。

 そもそも新国立の建設問題が浮上したのは昨日今日じゃない。2012年11月にザハ・ハディド氏のデザインが選ばれ、翌13年9月に東京五輪開催が決定した直後から、約1300億円の巨額工費に対して国内の建築家から異論が続出。世界的建築家の槇文彦氏は同11月に「計画見直し」を文科省に訴えたのに完全無視だった。それが今さら「白紙撤回」を宣言しているのだからお笑いだ。

「建築のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受賞している建築家の伊東豊雄さんは昨年5月、旧競技場を改修した案を発表しました。スタンドの一部を削り、観客席を増設する内容で、工費は新国立計画の『半分程度』。つまり700億円程度と試算していました」(建築ジャーナリスト)

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