「クーデターに近い」…坂本龍一氏が安保法案反対集会で怒り
「安保法制は、正面から改正することなく、解釈によって憲法をなし崩しにしようという、クーデターに近いものだと思っています」
世界的ミュージシャンも安倍政権に「反対」ののろしを上げた。学生たちでつくる「SEALDs」と大学教授らが31日、都内で安保法制反対の集会を開催。約4000人が参加した集会で、坂本龍一氏(63)の怒りのメッセージが読み上げられた。
坂本氏といえば、中咽頭がんを患い療養中の身だ。病身を押して安倍政権の姑息なやり方に憤りの声を上げた坂本氏。女性が戦争への拒否感を示すことに理解を示すとともに、若者たちが危機感を覚え声を上げたことを称えた。
会場にいた高千穂大准教授の五野井郁夫氏はこう言った。
「坂本氏は日本の危機的な状況をしっかりと理解している。安保法案を危惧し、声を上げずにはいられなくなったのではないか。世界中にいる多くのファンたちも共感するでしょう」
「SEALDs」の中心メンバー、奥田愛基さん(23)は、坂本氏にこんなメッセージを送った。