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岡邦行ルポライター

1949年、福島県南相馬市生まれ。ルポライター。第3回報知ドキュメント大賞受賞。著書に「伊勢湾台風―水害前線の村」など。3・11後は出身地・南相馬中心に原発禍の実態を取材し続けている。近著に「南相馬少年野球団」「大島鎌吉の東京オリンピック」

<第9回>避難生活する住民の目と鼻の先に汚染土の仮置き場

公開日: 更新日:

地権者に支払われる金額もマチマチ

汚染土が詰められた黒いフレコンバッグ(C)岡邦行

 原発禍の町を行くと、汚染土が詰まった黒いフレコンバッグがあちこちの仮置き場に山積みされている。不気味な光景だ――。

 原発事故から1年半後の12年夏。ようやく南相馬市は空間線量率の高い区域から除染作業を開始した。だが、汚染土などを保管する仮置き場は、なかなか決まらなかった… 

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