傾斜マンション問題 時間稼ぎが否めない業者の「不可解調査」

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 最初に結論から言うと、この調査はナンセンスの極み。ウヤムヤ決着を図るための“時間稼ぎ”としか思えない。

 横浜市のマンション傾斜問題で、旭化成建材が2004年1月以降に請け負った計3040件の杭打ち工事の実態を調査中だ。国交省も「来月13日までに結果を報告しろ」とハッパをかけているが、調べているのは、あくまで杭打ちの施工データ改ざんの有無のみ。

 ややこしいのは、改ざんが新たに見つかったからといって即、その施設の杭に問題があるとは限らないことだ。22日の会見で、旭化成建材の堺正光常務はこう言った。

「施工データの改ざんが見つかった杭には、支持層に到達しているものもある。データ改ざんと支持層未達の等式は成り立っていない」

 実際、横浜市の現場では打ちこんだ杭473本のうち、70本分のデータ改ざんが判明。施工主の三井住友建設の地盤調査によると、そのうち支持層に達していない杭は現時点で8本にとどまる。データ改ざんが見つかっても、支持層にシッカリ到達している杭は複数見つかっているのだ。

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