聖火台問題があぶり出す 新国立「木材活用」ゴリ押しの怪しさ

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 大会組織委の森喜朗会長は「一番悪いのは馳浩(文科相)。文部科学省です」と言い放ったが、政府に責任をなすりつける元首相に匹敵する悪人はまだいる。

 新国立競技場のスタンド内に聖火台を置けない理由は単純明白で、政府が「木材の活用」にこだわっているから。鉄骨と木材のハイブリッド構造の屋根で「日本らしさ」を醸し出すつもりが、スタンド上部に聖火台を置くと、炎が木材に引火し、屋根に燃え広がる恐れがあるため、消防法上の問題が浮上した。

 その言い出しっぺも、プロセスも怪しい。さかのぼること8カ月前。15年7月7日の自民党・林政小委員会に出席した当時の下村博文文科相に向かって、ある議員が強い口調で訴えた。

「新国立競技場にはぜひ、木材をメーンに使って欲しい」

 発言の主は、西川公也元農相。数々の「政治とカネ」の問題で、大臣の座を追われた後、党農林水産戦略調査会の会長に納まっていた。

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