暴行を告発された河井首相補佐官の地元で“落選運動”急拡大
「週刊文春」(3月10日号)に元秘書に対する「暴力とパワハラ」を報じられた安倍首相の“側近”河井克行首相補佐官。
本人は公式ホームページで〈記事の内容はその大半が悪意に満ちた事実無根、事実誤認であり、非常に許しがたいものであります〉〈週刊文春への謝罪及び訂正記事掲載等を求める通告書を出した〉と反論したが、11日、ひっそりと“抗議文”が削除された。
消された河井の“抗議文”に怒りをあらわにするのが、週刊文春に実名告発した元秘書の中村秀雄氏(74)だ。中村氏は1999年4月から7月にかけて河井氏の秘書兼運転手を務めた。その直後から、運転の仕方や言葉遣いが気に食わないと革靴のまま左腕を蹴りつけられ、全治2週間の大ケガを負った。日刊ゲンダイ本紙が入手したのは、その時の痛々しいアザが残る証拠写真である。
「私が河井氏に毎日のように殴る蹴るの暴行を受けたのは、紛れもない事実です。何が事実無根なのか。ウソと言い張るなら、週刊文春に通告書を出す前に、私に抗議すべきでしょう。なんなら、国会に呼んでもらって証人喚問してくださって結構ですよ。あの人はいつも平気でウソをつく。いつでも私に蹴りを入れられるよう、当時乗っていたセルシオの助手席をわざわざ倒すように命じていたじゃないですか。思い出すだけで鳥肌が立ちます」