高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

巨大地震が断ち切った首相の弓矢の「弦」

公開日: 更新日:

 日本の大手製造業が、いかに熊本の工場に部品供給を依存していたか。大きな余震が今なお続く熊本地震はその事実を改めて浮き彫りにした。

 トヨタ自動車は系列のアイシン精機の子会社工場が被災し、ドアの開閉を制御する部品などの供給がストップ。全国の工場が相次いで生産中止に追い込まれたのをはじめ、ホンダ、ソニー、富士フイルム、三菱電機など名立たる企業の工場が大打撃を受け、多くは復旧のメドが立っていない。

 大手製造業のサプライチェーンがここまで寸断されると、国内の生産体制に間違いなく大損害を与える。ただでさえ、沈みつつあった景気をますます悪化させ、日本経済には破格のマイナス要因となってしまう。

 また、熊本は九州有数の農産県でもある。トマトの生産量は全国1位で、他にも夏ミカンやデコポンなど柑橘類の栽培で知られる。食料品の供給面でも負の影響をもたらすに違いない。

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