著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

なんとクスリの価格は8倍!です…どんどん苦しくなる病院経営

公開日: 更新日:

 摂理、という言葉があります。もうこの世の中で決まっているもの。お釈迦様の唱えた「生老病死」も摂理です。ヒトは生まれて年老いて病気になって死んでいく。皆さんもご存じでしょう。

 国家は「摂理装置」を設置する、と哲学者M・フーコーは言います。人間がたくさん集まって、社会を営む、ということで当たり前に存在しなくてはならないもの、ということで摂理のような働きをする装置ということです。

 外国の侵攻から国を守る軍隊や社会の治安を守る警察、そして健康維持を目的とした病院です。

 国民は税金を搾り取る奴隷であり有事の兵士ですから、しっかりと養っておかなければなりません。これをフーコーは生政治と呼んでいますが、病院は生政治の摂理装置なのです。

 つまり病院はあって当然、国民健康を最大限、守るのが当たり前の組織ということになります。そういうことなら病院が儲かる儲からないは関係ないはずです。

 しかし今、多くの大学病院や公立病院、民間病院の経営は苦しい、などという話がささやかれています。特に公立病院は赤字になると議会で説明しなければならないなど、本当に大変そうです(でも彼らの懐は痛まないんですが)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に