市場は相手にせず 麻生大臣の“口先介入”は完全に自己満足

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「為替が急激に変動した場合には当然、介入の用意があるということを申し上げる」――。表現を強めても、効果はなかった。

 発言の主は麻生太郎財務相。9日午前の参院決算委員会で、先月末からの急激な“円高”に対して、“為替介入”の用意があると強調した。これまでの「必要に応じて対応する」という表現から踏み込んだものの、麻生大臣の“口先介入”は市場に材料視されることはなかった。

「もはや日本の金融政策に自由度はない、と市場は完全に見くびっています」と言うのは、経済評論家の斎藤満氏だ。こう続ける。

「先月末に米財務省から為替政策の『監視リスト』に指定されたことが、やはり足かせとなっています。米国の監視3条件のうち、すでに日本は2つに抵触。残る『GDP比2%超の為替介入』に該当すると、米国から政策の是正を厳しく求められます。GDP比2%といえば、年間10兆円以上の為替介入はできないということ。10兆円程度の小規模介入なら市場は恐れません」

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