日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

ズサンな地盤調査 豊洲新市場は首都圏地震でストップ確実

 東京・築地市場の移転先である豊洲新市場にまた新たな“欠陥”が見つかった。

 ズサンなボーリング調査の問題である。

 新市場は、主に「仲卸売場棟」「卸売場棟」「青果棟」の3棟があり、建築面積は計約15万平方メートルの広さがある。日本建築学会は安全性確保のため、建築面積2万平方メートルにつき、着工前に20~25カ所でボーリング調査を行うことを提唱している。この基準に従えば、新市場は少なくとも150カ所で調査をしなければならない計算になるが、都はたったの8カ所を調査しただけで着工に踏み切ったというのだ。

 1級建築士の水谷和子氏がこう言う。

「都に情報開示請求したところ、本来、ボーリング調査を行うべき場所と関係のない箇所で調査が行われていました。管理施設棟という建物が建つ地盤に至っては、1カ所も調査が行われていません。小さいマンションでも、建物の4隅と中心に当たる箇所を調査するのが常識なのに、それすらしていません。都に見解を求めると『周辺の道路工事や水道工事の際に行った調査結果から推定したので、新たな調査は必要ない』と言われました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事