築地市場移転で仕入れが激務に 飲食店の高齢経営者が悲鳴

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 築地市場(東京都中央卸売市場)は、今年11月7日に新天地、豊洲で開場予定だ。ざっくり言うと、いわゆる“場内”が丸ごと引っ越しし、“場外”はそのまま築地に残るという。魚で例えると頭と身がバラバラにされるようなもので、市場グルメが大好きな食いしん坊たちにとっては残念でならない。その一方で、「閉店の危機だぁ」と悲鳴を上げている人々がいる。築地周辺で長年、小料理屋や居酒屋を営んできた高齢の経営者たちだ。

■八丁堀、蛎殻町、人形町飲み屋がピンチ

 その一人、八丁堀駅近くにある居酒屋「かく山」の名物女将が言う。自身が毎朝、築地で魚介を仕入れる評判の店だ。

「市場が豊洲に移転したら、私たちのように築地に自転車で仕入れに行ってる人たちは大変だよ。いまならココから10分もかからないけど、豊洲だよ。八丁堀から築地経由で晴海通りを真っすぐ。勝どき橋渡って、黎明橋越えて、その先の晴海大橋が長いんだな、これが。行きはともかく、荷物を積んだら重たくて帰ってこれない。チャリでなんか行けないよ。地下鉄? 70歳前後の婆サンや爺サンが荷物抱えてどうすんの? 地上に上がる前にブッ倒れちまうよ! ウチだけじゃないよ。八丁堀、茅場町、蛎殻町、人形町辺りもそう。知り合いだけで20人近くいるよ。年寄りが自分で仕入れに行ってる店は死活問題。車やバイクがあるわけじゃないし、このままじゃ商売を続けられない、店をたたむしかないって、みんな泣いてるよ」

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