公明党まさかの大苦戦 比例区に手回らず支持者離れも深刻
支持者を裏切った結果か。公明党が真っ青になっている。参院選で予想外の苦戦をしているからだ。
今回、公明党は選挙区に過去最多の7人を擁立し、比例は前回と同じ7議席を目標にしている。ところが、選挙区で「当確」はまだ5人、比例は前回を下回りそうだという。これまで公明党は、どんな選挙でも「全勝」するのが当たり前。地方選挙でさえ、全勝できないと責任問題になってきた。
「公明党は定数が増えた選挙区に次々に候補者を擁立しています。愛知は9年ぶり、兵庫と福岡は24年ぶりに立てた。パワーが分散されたためか、埼玉と兵庫は大苦戦している。埼玉は最後の1議席を共産党と争い、兵庫は民進党と競り合っている。焦った公明党は、安倍首相に泣きつき、埼玉と兵庫の公明党候補の応援演説をしてもらっています。もし、2つの選挙区を落としたら、山口那津男代表の責任問題になるでしょう」(公明党事情通)
7選挙区の全員当選を最優先しているために、比例区に手が回らない状況のようだ。悪循環に陥った格好だが、それ以上に、古くからの支持者が離れているのが決定的だという。