プーチンが北方領土に言及 安倍政権の“過剰期待”をけん制

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 北方領土問題の進展に“前のめり”の安倍政権にとっては痛いニュースだろう。

 ロシアのプーチン大統領が27日、ロシア南部ソチでの内外有識者との会合「ワルダイ会議」に出席した際、日本との平和条約締結交渉について、「(合意までの)期限を設けるのは不可能であり、むしろ有害だ」と語ったという。

 いつ、どのように解決するかについても「今答えることはできない」とした。

 一方でプーチンは、中国との間で領土問題を40年かけて解決したことを念頭に、「中国とは戦略的なパートナー以上の、これまでにない協力のレベルに達した。残念ながら日本との関係はそのような質に至っていない」と話した。

 日本国内では12月のプーチン訪日に合わせ、北方領土問題について「2島返還」だとか、「期限を区切った平和条約の締結で合意する」など過剰な期待が高まっていた。プーチン発言はこれに対する牽制とみられる。

 安倍首相が北方領土の返還を外交成果に解散に踏み切る、というストーリーも囁かれていたが、どうやらそんな空気じゃなくなってきた。

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