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地下水異常数値の原因 豊洲の“盛り土”は再汚染されていた

 猛毒シアンが検出されるなど環境基準値を大幅に超える汚染物質が検出された「豊洲市場」(東京都江東区)の地下水問題。都は近く再調査を行って異常数値の原因を探る予定だが、今回の問題でハッキリしたことがある。地下水管理システムの「破綻」と建物地下の盛り土の「再汚染」の可能性だ。

 地下水モニタリング調査の測定値が1~8回までと比べてハネ上がった理由の一つとして挙げられているのが、地下水管理システムだ。都が「土壌汚染対策」の“切り札”と位置付けていたシステムは、市場の地下水から揮発したベンゼンやシアン化合物などの汚染物質が地上に漏れないようにするため、地下水を定期的にくみ上げ、地下水位を海抜1.8メートル以上に上昇しない――ように設置された。

 揚水井戸は58カ所(揚水能力1日600立方メートル)あり、昨年10月に本格稼働。これによって地下水が流動化し、汚染濃度も上昇したというのだが、この仮説が事実であれば、“切り札”を動かすほど「汚れる」ことになる。まったくデタラメな話なのだが、致命的なのは、地下水位がいつまで経っても海抜1.8メートル未満にならないことだ。19日の時点でも、青果棟、水産仲卸売り場棟、水産卸売り場棟で観測された21カ所の地点の地下水位は海抜2.01~3.72メートルだった。

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