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高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

“安倍一強”でも総裁任期「3期9年」が実現するかは別の話

 自民党大会が終わって、衆議院解散は2018年秋、同年9月の総裁選と12月の任期満了の間にまで先送りされるだろうというのが、永田町のプロたちの読み筋である。安倍晋三首相とその側近たちは、昨年来、伊勢志摩サミットを受けて衆参ダブル選挙だ、プーチン来日で北方領土返還祝賀選挙だ、それがダメなら「真珠湾」選挙だと、まあ年がら年中“解散風”を吹かせて、それを政局運営のテコにしてきたというのに、どうしたことなのか。自民党のベテラン秘書氏に聞くと、こう言う。

「ひとつには、解散をちらつかせすぎて狼少年のようになって誰も本気にしなくなってしまった。もうひとつには、民進党の迷走で野党の選挙共闘態勢が当分まとまりそうもないから、慌てることはないという判断もある。さらに、3期9年への総裁任期延長が党則上で確定したので、安倍総理自身、少し落ち着いて、長い目で改憲までの日程を考えられるようになったのではないか」

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