アメリカが後押し 中国が進める「金正恩排除」クーデター
アメリカが「中国が協力しないのなら、アメリカは中国なしで問題を解決する」──。挑発を続ける北朝鮮をなんとかしろと、トランプ大統領から強く迫られている習近平主席。コントロールの利かない金正恩には中国も頭を抱えているという。そこで中国は、正恩の“排除”に動きだすのではないのか、という臆測が広がっている。
日経新聞のコラム「風見鶏」(16日付)の記事が、朝鮮半島ウオッチャーの関心を集めている。
〈トランプ政権は発足直後、中国に「朝鮮半島の北半分は好きにしてよい」と伝えた。これが聞き込んだ噂である〉〈例えば、クーデターで金政権を倒す。米国にはハードルが高い金委員長の殺害も、北朝鮮軍にパイプがある中国ならば手の打ちようがあろう〉〈中国に汚れ役をさせることができれば、こんな楽な話はない〉
要するに、アメリカと中国が裏で手を組み、正恩の排除に動く可能性があるというのだ。この噂は幅広く流布されているらしい。実際、いざとなったら中国はトラブルメーカーの除去に動くとみられている。拓殖大客員研究員の高永喆氏がこう言う。