「私らを落としてみろ」 自民・二階幹事長が“逆切れ口撃”
「私らを落とすなら、落としてみろ」――。30日、東京・国分寺市での都議選応援演説で自民党の二階俊博幹事長がマスコミにほえまくった。
二階氏は29日の演説で北朝鮮の弾道ミサイル発射を批判する際、精神障害者への差別的表現を使ったため、演説後、記者団に「今後注意したい」と釈明した。30日の演説では「きょうもマスコミが来ているが、言葉をひとつ間違えたら、すぐいろいろなことを書く」と牽制。「選挙が弱かったら落とされてしまう。私たちを落とすなら落としてみろと。マスコミの人だけが選挙を左右すると思ったら大間違い」「あんたらはどういうつもりで書いてるか知らんが、われわれはお金を払って(新聞を)買ってるんだよ」となじった。
都議選の終盤で稲田朋美防衛相の問題発言や下村博文元文科相の闇献金疑惑が噴出。そこに自身が釈明に追い込まれたためイライラが募ったようだ。国民の信頼を失いつつある自民党の窮状を物語っている。