日本ハム新庄監督ゾッコン!ルーキー「大谷二世」柴田獅子の実力は? 26日ロッテ戦で投手デビューへ

公開日: 更新日:

 26日の後半戦開幕試合で、日本ハムの二刀流ルーキー・柴田獅子(19=福岡大大濠)が一軍デビューする。高校時代に投げてMAX149キロ、打って通算19本塁打の「大谷二世」と注目された右腕のサプライズデビューは当然、新庄剛志監督の肝入りである。

「20日の楽天戦後に新庄監督が突然、『あした、話したいことがある』と報道陣に言い残したことで、“すわ、今季限りで退任か”とSNSでも騒ぎになった。フタを開けてみれば、『球宴明けの一発目に、柴田くんを先発で』。拍子抜けする報道陣に『僕の中では重大発表』と言うほど、二刀流ルーキーにゾッコンです」(球団OB)

 昨年12月の入団会見では「柴田選手は7年後にはメジャーに行きます」と予言したほど。ここまで二軍では、野手として42試合で打率.156、2本塁打、13打点。投手として8試合で11.2回に投げて防御率2.31、16奪三振、5四球と突出した数字は残してない。

 イースタン・リーグで対戦した某球団二軍コーチに印象を聞いた。

「投手としては、187センチ、87キロの体から投げ下ろす球にはスピードがあります。20日のフレッシュオールスターでは自己最速の154キロ、入団後にMAXが5キロ上がってますから、潜在能力の高さは間違いない。制球もまとまっていますが、シュート回転する真っ直ぐは、現時点ではスピン量が低くホップ成分が少ない。変化球がスライダーとフォークのみと球種が少ないので、高めの真っ直ぐを見極められると、一軍レベルではまだ苦しいかもしれません。左打ちの打撃は、どんなボールに対してもフルスイングで自分の振りができるところが非凡。高卒1年目の野手ではなかなかいません。二軍でも96打数で28三振とまだまだ荒っぽさが先に立ちます。アッパー気味のスイング軌道ということもあって、現時点では一軍レベルの投手のスピードとキレには対応するのは難しいと思う。ただ、将来的には30本塁打は期待できるだけのポテンシャルはあります。大谷二世? それはまあ、さすがに…」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝