“ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点
先行き不安である。
17日から休場した横綱・豊昇龍(26)。初日こそ白星発進となったものの、2日目から3連敗。場所前に痛めていた左足親指の骨折が判明し、無念のリタイアとなった。
豊昇龍は今年1月場所後に昇進したものの、横綱デビューとなった3月場所は途中休場。そして今場所だ。
昇進直後から3場所で2回休場した横綱は3代目朝潮、稀勢の里(現二所ノ関親方)に続いて、史上3人目。しかも、先の2人は横綱として大成したとは言いがたかった。
朝潮は新横綱となった1959年5月場所は10勝するも、脊椎分離症と坐骨神経痛に悩まされ、7月~11月は3場所連続休場。61年に賜杯を抱くも、横綱として優勝したのはこの1回だけだった。
昇進直前の2場所は11勝と13勝。「2場所連続優勝、あるいはそれに準ずる成績」という横綱昇進基準が作られる前だったにも関わらず、「この成績で上げるのか」と横綱審議委員会で議論が紛糾したほどだ。
同様に稀勢の里も、昇進時に角界内外から「甘い」という声が出た。16年11月場所は12勝を上げたものの優勝争いに絡めず、翌17年1月場所で自身初V。昇進基準を満たしていないのは確かだ。