参政党・神谷宗幣代表「日本人ファースト」どこへ? “小麦忌避”のはずが政治資金でイタリア料理三昧
2013年にユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」。「自然を尊ぶ日本人の気質」に基づく食習慣が評価され、世界的ブームは今も続く。日本人ファーストを掲げる参政党の神谷代表はもちろん、「日本の伝統料理ファースト」かと思ったら違った。政治資金の使い道からイタリア料理への「偏愛」がうかがえるのだ。
参政党は20年に結党。政治団体を立ち上げ、神谷氏が代表に就いた。翌21年分の政治資金収支報告書を確認すると、資金は潤沢。この年だけで約7000万円を集めた。主な収入源は右派論客が講師を務めた「参政党DIYスクール」である。
「ケント・ギルバート氏、田母神俊雄氏、竹田恒泰氏らが『メディアが報道しない真実』を教える講義の受講料は、通学コースが20万円、オンライン受講が7万円。6カ月間、計100時間の講義を『圧倒的に安すぎる価格設定』と宣伝し、約3200万円を得たのです」(参政党関係者)
■イタリアンレストランに総額39万5000円
気になるのはカキ集めた政治資金の使途だ。「講師料」「運営費」名目で神谷個人に計151万円を渡したほか、「飲食代」として東京・荒木町のイタリアンレストランに計5回、総額39万9500円を支払っていた。1回の支出額が10万円を超えることもあり、この店以外には四谷の中国・雲南料理店に1回8万4000円を払ったきり。