横綱大の里に舞の海氏「深刻な病、悪い癖」…V戦線に踏みとどまるも方々から辛辣意見殺到
結びで2敗の一山本を迎えた横綱大の里が、取り直しの末に辛うじて3敗を守り、なんとか優勝戦線に踏みとどまった。
しかし、その取り口に批判が噴出。行司軍配が一山本に上がった最初の一番では、立ち合い直後に引いた横綱に対し、NHK解説の舞の海氏が、「きょうも露骨に引いてしまった。大の里の今後を考えるとこれは、深刻な病、悪い癖ですよ。直さないとこの先、大変ですよ」と厳しい口調で指摘。
同じく解説を務めた元横綱大乃国の芝田山親方も、「まともに引くのはどうかと思う」「横綱は押されても残して自分の体勢をつくり直すのが大事」と同調した。押し出しで勝った取り直しの一番でも、立ち合いで押し込まれると、自ら土俵際に下がるように引いた大の里。
そこから逆襲して3場所連続Vに望みをつないだものの、先輩横綱の芝田山親方には再び、「悪い癖が出ましたね。引きましたね」と苦言を呈された。
SNSでも「引き癖」に対する厳しい意見が散見される。待望の日本人横綱への期待が失望に変わりつつあるとすれば、事は重大だ。