自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大
参院選の大敗を受け、自民党が揺れに揺れている。党内の若手・中堅議員や地方組織から退陣要求が相次ぐ中、石破首相は23日、改めて続投を表明。8月の参院選総括後に退陣するとの見方も出ているが、続投への“追い風”が吹いている。
■足元では「針のむしろ」状態
石破首相は23日、首相経験者の麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相と党本部で1時間20分にわたり会談。終了後の会見で「私の出処進退については一切、話は出ていない」と強調し、一部の退陣報道についても「そのような事実はない」と全否定した。
しかし、足元は党内や地方組織から「早期退陣」を求める声が噴出する「針のむしろ」の状態。党青年局が23日に開いた緊急オンライン会議では、地方の若手議員から執行部の辞任と体制刷新を求める意見が相次いだ。
首相経験者3人との会談に同席した森山裕幹事長は、党内の退陣要求を念頭に「党員・党友や地方組織、友好団体等にもいろんな意見があるので、丁寧に耳を傾けるべきであるという意見もありました」と明かした。