やっぱり撃沈した山尾志桜里氏の今後…“古巣”国民民主を批判も参院東京選挙区では2人当選

公開日: 更新日:

 当然の結果か。

 国民民主党の公認取り消し騒動に振り回された山尾志桜里元衆院議員。大激戦の東京選挙区(改選数6+補欠1)に無所属で挑んだが、あえなく撃沈した。

 きのう(20日)の会見では、敗因について「私自身の伝える力の不足など、しっかりと考えていきたい」と神妙な面持ちで語っていた。

「選挙戦では、“古巣”の国民民主が外国人優遇策の見直しに言及したことを批判。当選は無理でも、党勢好調の国民民主の票を食うとみられていた。ところが、国民民主が擁立した元NHKアナウンサーの牛田茉友、元会社員の奥村祥大両氏は共に当選。“口撃”はあまり効かなかったようだ」(都政関係者)

 山尾氏本人は政界再挑戦を諦めていないようだ。きのうの会見で可能性を問われると、サッパリとした表情で「ニュートラルに考えたい」と言い、こう続けた。

「(今の社会は)左右の分断だけでなく、ウソかまことか、人権を守るか守らないか――、混乱の様相を呈している。極端(な方向に)に走らない中道の政治を作っていかなければならないと思う」

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較