カリフォルニアの森で遭難! 24時間後に救出された母子の最善の選択は「手書きメモとホイッスル」
米カリフォルニア州カラベラス郡のスタニスラウス国立森林公園で7月11日、母子が森の中で迷い、車が故障して立ち往生したが、冷静で適切な行動で約24時間後に救出された。2人の行動はサバイバルに関する貴重な教訓が含まれるとして注目を集めている。
森で遭難したのはタミ・レアードさん(49)と息子のスターリング君(9)。スマホのGPSアプリを頼りに車でボーイスカウトのキャンプ場に向かったが、州道4号線から林道に入って30分ほど進んだところで道に迷った。深い森などが原因でGPS信号が不安定になったためだ。
その後、車が林道の土手に乗り上げて身動きが取れなくなった。スマホの電波は届かず、助けを求めることが不可能な状態に。
しかしその後、2人が取った行動は遭難者としては完璧だった。
タミさんは車にあったキャンプ場の地図の裏に「HELP」と書き、「私と息子は立ち往生しています。電波がなく緊急通報ができません。右の道を進んでください。助けを呼んでください」などと詳細な指示を記したメモを複数作成。これを石で重しにして、交差点や道沿いに配置したのだ。