丹羽宇一郎氏が提言 今の日本こそ「戦争の真実」学ぶべき

公開日:

  ――確かに「真実」にもいろいろありますね。

 戦争から帰還した人がオルタナティブ・ファクトを語っている可能性もあるわけです。ならば大勢から話を聞かなければ真実は分からない。真実の度合いを広く深く自分の感覚で正確に知りたかった。戦争のリアルを知る人々は90歳を越えています。私も含め戦争体験者にはあまり時間はない。存命中にお会いして話を聞き、戦争を知らない世代に戦争の真実を活字で残す。それが、われわれの世代の義務です。

  ――本の冒頭に引用された「戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」という田中角栄元首相の言葉が印象的です。

 やはり戦争を知らない世代は戦争のリアルなイメージを持ちえない。戦争の「におい」とか「味わい」とか。最近も麻生副総理が北朝鮮からの武装難民の射殺に言及しましたが、彼は人を撃った経験があるんですか。人と人が1対1で撃ち合うなんてできません。人間ができない残酷なことは戦争体験者は絶対口にはしません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    特番「細かすぎて伝わらない」木梨憲武&関根勤不在のワケ

  2. 2

    北方領土2島先行返還を阻む日米安保「基地権密約」の壁

  3. 3

    また仰天答弁…桜田五輪相は地元も見放した“柏の出川哲朗”

  4. 4

    玉城知事の訴え効果あり 辺野古阻止は軟弱地盤が足がかり

  5. 5

    片山大臣が一転弱気 カレンダー疑惑“証人続々”に戦々恐々

  6. 6

    移民利権で私服を肥やす 天下り法人「JITCO」の“商売方法”

  7. 7

    M&Aはコミットせず…赤字転落「RIZAP」子会社切り売り必至

  8. 8

    カネだけじゃない…ソフトBが持つ最大の武器は“世界の王”

  9. 9

    芸能記者ざわつく…朝ドラ共演の永野芽郁と志尊淳が接近?

  10. 10

    日米野球で打率4割 SB柳田“33歳でメジャー挑戦”の現実味は

もっと見る