著者のコラム一覧
金子勝慶大名誉教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

「高プロ制度」導入に執着 財界人の無能の証明ではないか

公開日: 更新日:
安倍首相と経済3団体(左から経団連の榊原会長、経済同友会の小林代表幹事、飛んで日本・東京商工会議所の三村会頭)/(C)日刊ゲンダイ

 世論の批判に屈して、安倍首相が「裁量労働制の拡大」を断念した。大手メディアは、これで一件落着したかのように報じているが大きな間違いだ。「裁量労働制」の権化のような残業代ゼロの「高度プロフェッショナル制度」は撤回されていないからだ。そもそも、財界が導入を切望しているのが、この「高… 

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