• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

古賀茂明氏が見た佐川喚問 「証言が本当なら独裁の証し」

 森友学園への国有地貸与と払い下げに関する財務省の「決済文書」改ざん問題。「首相官邸の指示はなかった」と最後まで“忖度”した格好の当時理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官(60)。27日に行われた“忖度”証人喚問に何を感じたか。元経産官僚の古賀茂明氏に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 予想されたことですが、自民党側はうまく佐川氏の証言を使って、安倍夫妻や官邸の関与はなかったという印象づくりに成功したと思います。自民党の丸川珠代参院議員が総理、官房長官、財務相の指示がなかったかと畳み掛け、否定答弁を引き出すという“あうんの呼吸”でうまくやりました。

 一方で追及する野党は質問時間が短すぎるのに、バラバラにやったのが印象的でした。

 今の政治状況は完全に事実上の独裁が成立しています。独裁の意味とは民意のチェックを受けない独裁者がやりたい放題をやる、悪いことでも平気でやってしまうという意味もあるのですが、もっと問題なのは独裁者が指示をしなくても周りが意をくんで、忖度し、勝手に現場が悪いことをしてしまうことです。独裁者は何も手を染めていない。だから真相が見えてこない。もし、佐川氏の証言がすべて本当なら、まさに今がそういう状況であるということの証しになるのではないでしょうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事