近藤大介
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近藤大介「週刊現代」編集次長

東大卒、国際情報学修士。講談社で中国を中心に取材を続け、現在「週刊現代」編集次長。明大講師も務める。新著に「未来の中国年表」。著書多数。

MSCI入りも 見通し冴えない「人民元」「中国株」の国際化

公開日: 更新日:

「A株の国際化が、重要な一歩を踏み出した」

 1日、中国共産党機関紙「人民日報」は、こんな青字の大見出し記事を掲載して鼓舞した。記事にはこう書かれている。

〈本日から中国A株は、MSCIに正式に加わり、昨日、記念式典が上海証券取引所で挙行された。同所の蒋峰社長は、「これは中国の資本市場の国際化に、重要な一歩を踏み出した」と表明した。深セン証券取引所の李輝副社長も、「MSCIへの参入は、海外の投資家が中国経済に対して十分な信用と信任を示したものといえる」と語った。中国経済は、すでに世界第2位で、中国大陸の株式時価総額は8兆ドルに上る。これは世界の株式時価総額の約1割にあたり、こちらも世界第2位だ。そんな中で海外の投資家は長い間、中国株のMSCI入りを切望してきたのだ〉

 MSCIとは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルが独自に算出している株価指数で、約70カ国・地域の株式市場をカバー。世界の機関投資家が最も活用するとされる。これまで中国株は国際的に閉鎖され、また中国政府の管理が強すぎるため、MSCIから除外されてきた。それが、今回ようやく組み入れられたことで、中国当局は「中国株の国際化が進んだ」としているのだ。

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