著者のコラム一覧
近藤大介講談社特別編集委員

1965年、埼玉県出身。東京大学卒業。国際情報学修士。講談社入社後、中国、朝鮮半島を中心とする東アジア取材をライフワークとする。講談社(北京)文化有限公司副社長を経て、講談社特別編集委員。Webメディア『現代ビジネス』コラムニスト。『現代ビジネス』に連載中の「北京のランダム・ウォーカー」は日本で最も読まれる中国関連ニュースとして知られる。2008年より明治大学講師(東アジア論)も務める。2019年に『ファーウェイと米中5G戦争』(講談社+α新書)で岡倉天心記念賞を受賞。他にも『未来の中国年表』『パックス・チャイナ 中華帝国の野望』『ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ』『ふしぎな中国』(ともに講談社現代新書)など著書多数。

MSCI入りも 見通し冴えない「人民元」「中国株」の国際化

公開日: 更新日:
市場は楽観せず(C)ロイター

「A株の国際化が、重要な一歩を踏み出した」

 1日、中国共産党機関紙「人民日報」は、こんな青字の大見出し記事を掲載して鼓舞した。記事にはこう書かれている。

〈本日から中国A株は、MSCIに正式に加わり、昨日、記念式典が上海証券取引所で挙行された。同所の蒋峰社長は、「こ… 

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