田岡俊次
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田岡俊次軍事評論家、ジャーナリスト

1941年生まれ。早大卒業後、朝日新聞社。米ジョージタウン大戦略国際問題研究所(CSIS)主任研究員兼同大学外交学部講師、朝日新聞編集委員(防衛担当)、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)客員研究員、「AERA」副編集長兼シニアスタッフライターなどを歴任。著書に「戦略の条件」など。

海自も米海軍に従わず 安倍政権がいま中国に接近する理由

公開日: 更新日:

中国海軍の観艦式に7年ぶり親善訪問

 4月23日、中国海軍は山東省青島沖で創設70周年記念の観艦式を行い、海外13カ国から18隻が参列、日本の護衛艦「すずつき」(満載6800トン)も参加した。米国は中国が南シナ海で人工島を築き、軍事基地化したことを非難、「航行の自由作戦」を行っているから、米艦は観艦式に参加しなかった。

 海上自衛隊が米海軍に従わないのは珍しい。「政府から、日中関係改善のため観艦式に出るよう強く求められた」と海上幕僚監部の幹部は言う。

 今年10月には海上自衛隊が観艦式を行うが、韓国海軍は招待しない。昨年10月、済州島沖の韓国の観艦式の前に、「艦旗(旭日旗)は掲げるな」と言われ海上自衛隊は「無礼だ」と参列を拒否したからだ。中国は招待され、今回の「答礼」として中国軍艦が参加するのはほぼ確実だ。

 日本では、中国の海洋進出に対し、「日米韓の連携を強化し対抗すべきだ」との冷戦時代的発想が強かったが、逆の現実が生じたのだ。

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