近藤学
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近藤学早大理工総研招聘研究員

1961年生まれ。さくら総研主任研究員、衆議院議員政策秘書、民進党選挙対策部長などを歴任。

選挙違反とカネの実態 罪の重い買収以外はスルーされがち

公開日: 更新日:

 選挙違反の中で罪が重いのは買収である。「連座制」という言葉をご存じだろうか? 候補者陣営の幹部が買収の罪を犯した場合、候補者自身が関わっていなくても、当選が無効になるという制度だ。それくらい買収に関しては厳しい罰則がある。

 しかし、買収より罪は軽くても、選挙の結果に大きく影響するような違反は横行している。

 私が見聞きした事例をお話ししよう。国政選挙で、ある陣営が公示日の約1週間前、地元のコミュニティー紙にビラを折り込んだ。ビラには候補予定者の名前、顔写真がデカデカと載り、掲げる政策、活動実績などとともに、「国民の声、地方の声を確実にしっかりと国政に反映できるのは、政権与党の国会議員だからこそです!」と書かれており、右上隅に小さく「後援会資料」という文字が記されていた(写真)。

 だが、このビラの実態が後援会の内部資料でないことは明白だ。コミュニティー紙を通じて選挙区内に広く配られたのだから、不特定多数の有権者に対する事前の選挙運動である。ところが、選挙違反を取り締まる警察は、買収案件に注力する傾向があり、このケースでも動かなかった。

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