組織委が責任逃れ 東京五輪は“死のボランティア”も現実に
東京五輪のテスト大会で、猛暑への対策不足やトライアスロン会場が「トイレ臭い」などの問題が噴出、「死人が出るんじゃないか」と危惧されているが、命の危険にさらされるのはアスリートだけじゃない。大会組織委員会はボランティアにも過酷な待遇を検討しているというからひどすぎる。
◇ ◇ ◇
東京五輪1年前のテスト大会では、トライアスロン会場となる「お台場海浜公園」の水質汚染が発覚。選手から「トイレのような臭さ」との苦情が出たほどで、水中の大腸菌が基準値の2倍以上に急増した日は、スイムだけ中止となった。
この“トイレアスロン”問題をきっかけに、東京五輪がいかに「おもてなし」の心に欠けているか再び話題となり、ボランティア問題にも飛び火。大会組織委が先月3日に開催した「第4回ボランティア検討委員会」での検討内容に今、疑問の声が上がっている。
日本財団ボランティアサポートセンターが同16日に公開した検討会の報告には驚愕の記述がある。
<大会時のボランティア活動の環境について、暑さ対策は基本的には自己管理>