日銀短観6年ぶり低水準 消費増税当日に黒田総裁に“赤点”が

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 消費増税が強行された1日、9月の日銀短観(企業短期経済観測調査)が発表された。予想通り、目も当てられない散々な結果だった。

 注目される大企業製造業の景況感を示す指数は、前回6月調査より2ポイント下落のプラス5になり、3四半期連続で悪化。これは、6年前に黒田日銀が異次元金融緩和を始めた直後の2013年6月以来の低い水準だ。

「13年3月に就任した黒田総裁は、長引く不況(デフレ)を脱するために、翌4月から異次元金融緩和をスタートさせた。その結果、円安が進行し、株価が上がりました。ところが、今回の短観では、景気で重要な企業のマインドが6年前のレベルに戻ってしまったわけです。景気回復は6年もかけて、1ミリも進まなかったということです。成績で言えば、赤点です」(金融ジャーナリスト・小林佳樹氏)

 予定されていたとはいえ、赤点を突き付けられたその日に消費増税とは恐れ入る。この先、6年前のレベルどころか、もっとひどくなるのは必至だ。今回の短観でも、3カ月後を示す先行きの景況感(大企業製造業)は、3ポイント悪化し、プラス2。いつマイナスに転じてもおかしくない崖っぷちなのだ。

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