孫崎享
著者のコラム一覧
孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

米大統領の弾劾調査で注目の民主党・バイデン前副大統領

公開日: 更新日:

 米国のペロシ米下院議長が、トランプ大統領の弾劾訴追に向けた調査を開始すると発表した。

 バイデン前副大統領が絡む問題の調査に協力するよう、ウクライナ大統領に圧力をかけたことが「重大な憲法違反に当たる」と判断されたのだ。

 大統領への弾劾手続きは、下院が過半数の賛成に基づいて訴追した後、上院の裁判で、出席議員の3分の2以上が賛成すると弾劾決定となる。

 現在、下院は民主党が過半数を握り、上院は共和党が過半数を握っている。従って「下院の決定で訴追するものの、上院では否決される」という見方が最もありうるシナリオである。

 弾劾に至った経緯や背景は次の通りだ。

 ①大統領選挙で民主党の候補にはバイデン副大統領(当時)が最有力視されてきた②トランプ大統領はバイデンの弱みを探っていたが、バイデンの息子がウクライナの天然ガス利権の腐敗に絡んでいる可能性があった③米国はウクライナに財政支援などをしている。これを絡めて、ウクライナ大統領にバイデンの息子の不正が明確になるように調査を依頼した④民主党は「この動きは、自分の選挙を有利にするために、外交安全保障を利用しており、憲法の定める弾劾に相当する」と判断した。

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