奥野修司
著者のコラム一覧
奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)がある。

大統領選狙い農家救済に動き…トランプは日本に目をつけた

公開日: 更新日:

 トランプはニューヨーク生まれの典型的なお坊ちゃん。中西部の田舎で泥まみれになって牛や豚、トウモロコシや小麦を育てる農家などに関心がない。親から譲り受けた不動産業を引き継いで言葉巧みに巨万の富を得てきたトランプにはむしろ苦手な相手である。

 にもかかわらず、トランプはなぜ牛肉など米国農産物の日本への輸出に異常なこだわりをみせるのか。それは米中貿易摩擦の直撃を受け、共和党の強固な支持基盤である米国農家が深刻な苦境にあるからだ。

 米国の対中関税の引き上げという制裁に対抗して、中国も大豆などの農産物の輸入関税を大幅に引き上げた。そのスキを狙ってブラジルやロシアが中国に輸出したものだから、結果的に米国内の農家の首を絞めることになった。中国商務部によると、1~4月の米国産大豆の輸入量は7割、豚肉は5割も減った。そのうえ今年の米国農家は、日本と同じように洪水や高温という異常気象にも見舞われて借金が拡大していった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    東出昌大は「帰宅拒否症」だった“理想の夫婦”の哀しい現実

  2. 2

    安倍首相グルメ三昧 コロナ対策会議わずか10分のデタラメ

  3. 3

    東出昌大は「不倫常習者の典型」と識者…杏は苦しい決断に

  4. 4

    女性がNHK大河ソッポ 長谷川博己“若い明智光秀”なぜ不評?

  5. 5

    鈴木杏樹に「4000円ラブホ不倫」報道 超モテモテの評判も

  6. 6

    嵐ファン真っ青…北京公演中止に続き21年結婚ラッシュ突入

  7. 7

    川口春奈“本格女優”は茨の道 NHK大河のご祝儀も期限切れ?

  8. 8

    評論家・佐高信氏 理不尽な要求に経営者は抵抗してほしい

  9. 9

    ビートたけし「芸能界最高齢」婚は色ボケか 識者2人が分析

  10. 10

    “私人”昭恵氏の夫人付き職員問題 今も3人が「専任」の仰天

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る