杉田水脈議員「夫婦別姓ヤジ」で安倍首相お膝元に雲隠れ
選択的夫婦別姓導入を訴えた野党の衆院代表質問に、自民党の杉田水脈議員が「だったら結婚しなくていい」とヤジを飛ばした問題が炎上している。立憲民主、国民民主、共産の野党3党の有志議員は24日、大島理森衆院議長に発言者の特定を求める申し入れ書を衆院に提出。「選択的夫婦別姓の制度がないために苦しむ人の心を傷つけ、憲法が保障する結婚の自由を否定する暴言だ」とし、謝罪と撤回を促すよう要求した。
「一昨年の〈LGBTは“生産性”がない〉との主張で猛バッシングにさらされて以降、杉田さんはイメージ回復に躍起だった。所属する首相派閥・細田派の先輩議員の稲田朋美さんとネット番組の企画で新宿2丁目を訪れ、当事者に涙ながらに〈本当にごめんなさいね〉と謝罪したり、稲田さんが共同代表を務める女性議連にも参加して未婚ひとり親支援にも熱心だった」(与党関係者)
猫かぶりしたところで、多様性を否定して差別を肯定する極右思想は隠し切れないのだろう。当の本人はどうしているかといえば、トンズラだ。杉田氏のツイッターによると、きのうは航空自衛隊防府南基地(山口県防府市)で行われた第14期一般空曹候補生過程卒業式に出席。日の丸をバックに祝辞を伝え、卒業生との祝賀会食にも参加したそうで、こうツイートしている。